[冥衣]
アルラウネ ドイツの伝承ある、処刑場に咲く花。刑死者の血を吸い、蘭に似た赤い花を咲かせる。
この花を枕元に置いて眠ると、夜な夜なアルラウネの花精が美女の姿で現れ精気を吸い取っていくのだという。
エルフ ファンタジー世界で一般的にいわれる妖精、あるいは亜人間。
妖精としてのエルフはフェアリーなどに代表されるような容姿と性格をしているが、現在では『指輪物語』で語られるエルフ像が一般化している。
つまり、背が高く容姿はほっそりと端麗で、智恵と魔法に優れ、不老長寿、というもの。
ガルーダ インド神話に登場する神鳥。「迦楼羅天」「金翅鳥」とも。
鳥の頭とくちばし、赤い翼と爪、黄金色に輝く人間の体を持つ。あらゆる鳥族の王であり、ヒンドゥの三大神の一柱である世界維持神ヴィシュヌの乗り物でもある。
グリフォン 鷲の前半身と翼、獅子の後半身を持つ怪物。断崖絶壁の岩肌に住み、その巣には金銀財宝が満ちている。その為、「隠れた財宝の守護者」とも呼ばれる。
牡馬を好物として食すが、牝馬との間には『ヒポグリフ』という怪物を生む。
ゴーゴン 石化能力をもつ怪物。
1)ゴルゴン三姉妹。ケトとポルキュスの娘達。無数の蛇の髪を持つ。メドゥーサ以外は不死である。
また、メドゥーサは本来美しい乙女の姿をしていた。しかし、自身はアテナより美しい髪をしていると誇った為、あるいは、アテナの神殿でポセイドンと交わった為、蛇の髪に変えられた上に見たものを石に変える呪いをかけられた。
個別名は以下の通り。
 ステンノ(「力のつよい」)
 エウリュアレ(ひろくさまよう)
 メドゥーサ(「狡猾なもの」)
2)雄牛の姿に翼を持つ怪物。口から石化効果のある高熱のガスを吐き出す。
ゴーレム ユダヤの伝承に現れる、人造人形。ユダヤの導師(ラビ)により作られたといわれる。「生命なき土くれ」という意味。
土くれから作られ、その額には『emeth(ヘブライ語で「真理」の意)』と刻まれおり(あるいはその文字が書かれた札が貼られており)、頭文字のeを削るとその活動を停止するという。(『meth』は「死」という意味になるからだそうだ。)
サイクロプス ギリシア神話に登場する一つ目の巨人。
ガイアとウラノスの息子達であり神々の鍛冶師でもある種と、オデュッセウスを喰らおうとした巨人と、二通り語られている。
スフィンクス ギリシア神話に登場する怪物。テュポンとエキドナの娘、という説もある。
テーバイの街道に現れ、旅人に「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足の生き物は何か」という謎掛けを出し答えられなかったものを食らったという。
テーバイのスフィンクスは女性の顔にライオンの身体と鷲の翼を持っており、エジプトの遺跡でで見られるタイプのスフィンクスは『アンドロスフィンクス』と呼ばれる。
デュラハン アイルランドの死を告げる妖精。最初の訪問の際に死すべき相手を指し示し、一年後再び現れ、その人物を死へと誘うという。
兜を片手に抱えた首無し騎士で、同じく首の無い馬の引く戦車に乗って現れるという。
トロル ファンタジーではお馴染みの亜人間の種族。小人の姿から大男までその容貌は数通りあるが、共通している特徴としては日光を厭い、場合によっては石化する。
主に北欧を伝承の中心としており、『ムーミン』もまた、ムーミン・トロールというトロルの一種であることが知られている。
ハーピー ギリシア神話に登場する『ハルピュイアイ(単数形ハルピュイア)』のこと。ハルピュイアは「掠める女」の意。
その姿は女性の顔をした怪鳥とも、上半身は女性、翼と脚は禿鷹だともいわれる。
アルゴー船遠征のエピソード中で、神々の怒りを買ったトラキアの王・ピネウスの食卓を荒らし汚す話がふれられている。
二人、三人、四人など諸説ある。
個別名は以下の通り。
 アエロ(「疾駆する風」)
 オキュペテ(「速く飛ぶ女」)
 ケライノ(「黒い女」):三人説に含まれる。
 ポダルゲ(足の速い女):四人説に含まれる。
バジリスク 石化能力をもつ怪物。元々は『コカトリス』と同種の存在とされていた。
『バジリスク』はギリシア語起源の名称で『コカトリス』はそれの英語化。
一般に『コカトリス』は蜥蜴の尾と足を持つ雄鶏の姿をしており、そのくちばしに触れるものを石化させるといい、『バジリスク』は鶏冠を持つ蜥蜴の姿をしていて、その視線で石化させるという。
ミノタウロス ギリシア神話に登場する怪物。
クレタ王ミノスがポセイドンとの誓約を破った為、彼の妃ペシパエが産んだ牛の頭部と人間の体を持つ怪物。
テセウスによるミノタウロスの退治譚は有名。
リュカオン ギリシア神話に登場するアルカディアの王。五十人の息子達が甥(リュカオン王から見れば孫)を殺し、その臓腑を混ぜた供物をオリュンポスの神々に捧げた為、その咎により息子達は雷に打たれて死に、リュカオン王は狼に変えられた。
余談ながら、彼の末娘が大熊座の神話で語られるカリストであり、上記で殺されたのは、彼女の産んだアルカスである。アルカスは後に、神々によって蘇生されている。
ワイバーン ドラゴンの亜種。「飛竜」などと訳される。前足がなく、代わりに蝙蝠のような羽根を持ち、先端に毒針がある長い尾を持つ。
一般にドラゴンよりも知性面、能力面で劣っているとされている(それでも充分強大な怪物だが)。
ワーム 普通、日本語表記では『ワーム』は足のない蛇のような体躯のドラゴンの仲間を指し、『ウォーム』だと芋虫や毛虫などのような形状の虫を指すらしい。
広い意味ではミミズやゴカイなども『ウォーム』に分類されるそうだ。
[冥闘士の名前]
アイアコス ゼウスとアイギナ(河神アソポスとメトペの娘)の息子。アキレウスの祖父にあたる。
死後、冥府の裁判官となり、ヨーロッパ方面の魂の判決を担当したという。
また、冥府の鍵を管理しており、冥府の門番でもあるという。
ミーノス クレタ島の王。ポセイドンに捧げる生贄の牡牛を捧げなかった為、神の怒りにふれ、妃ペシパエが産んだのがミノタウロス。
死後、冥府の裁判官になった。
ラダマンテュスとアイアコスが判決を下せなかった魂の裁決を下したそうだが、その数は多く、オデュッセウスによると裁判を行うハデスの館から裁判を待つ魂が溢れるほどだったともいう。
ラダマンティス ミーノスの兄弟。ミーノスとの王位争いに破れクレタ島を出た後、エーゲ海南部を支配したという。
死後、冥府の裁判官になり、アジア方面の魂の判決を担当したという。
ちなみに、神話上のラダマンティスは金髪だそうだ。
[冥王神話の冥闘士・冥衣]
ケット・シー 主にスコットランドのハイランドで語られる、猫の妖精。その姿は、直立二足歩行をする黒猫で、胸に白いぶちがある。
普段は普通の猫の振りをしているが、慌てたりするとうっかり人間の言葉で話したり、後ろ足で立ったりする。
また、ケット・シーの種族だけで王国を作っているとも言われている。
シルフ 風の妖精。一般的に美しい女性の姿をしていると考えられている。
気まぐれで、浮気っぽいところも。
ベヌウ エジプト神話において、太陽の卵を抱いて孵化させたとされる神鳥。ベンヌとも。「立ち上がる者」あるいは「昇る」の意。
青鷺(または鶺鴒)の姿をしており、500年毎に死と再生を繰り返す不死鳥でもある。フェニックスの原型とも。
太陽神アトゥムの化身、あるいは、ラーとオシリスのバー(エジプト神話における“魂”のこと。死後、天国において永遠の命を手に入れた魂をバ(あるいはバー)という)だと言われている。
ベヘモス 聖書・ヨブ記によれば、獣達の王であり、その姿は河馬とも水牛とも犀とも言われている。骨は青銅の板か鋼鉄の棒のように硬く、筋肉は絡まりあってたくましく特に腰や腹の筋肉が発達しており、尾は西洋杉並の太さという。
ヨルダン河を流れる水さえ飲み干すと言われており、その為、すべての水を吸い尽くす砂漠の悪魔とされている。中世には、闇をつかさどるものとされ、その姿も突き出た腹を持つ直立した象といったものになり、大食の罪へと導くとされた。
マンドレイク マンドラゴラとも。
その根は人間の形をしており、万病に効く薬草であり、また、富をもたらし、身を守るお護りにもなるという。
引き抜かれる時に、悲鳴のような声を上げ聞いた者をショック死させてしまう。その為、収集には犬の尾にマンドレイクを結びつけ、人間は耳栓をして離れ、犬に引き抜かせるのがよいとされる。
玄武 中国の四神の一柱。五行説に則った北の守護神獣。名の「玄」は黒を意味する。
一般に、蛇が絡まる亀の姿で描かれるが、これは、玄武が陰中の陰であり、陽の氣を得る為に交わっている状態を表しているのだという。
この玄武が道教に取り込まれ、玄天上帝という北方の守護神が作られた。
アタバク 仏教(密教)における明王の一柱。明王とは如来(悟りをひらいた存在)に代わって人々を仏の教えに導き救済する役目を担う存在。仏敵や魔障(修行の妨げになるもの)を調伏する為か、明王は憤怒相で表されることが多い。
尊名は「太元帥明王」、あるいは「大元帥明王」。別名は梵名の訳「広野鬼神」。梵名はAtavaka。真言(サンスクリット語のマントラの漢訳。祈祷や呪文などの意味を持つ)は「ノウボウ・タリ・タボリ・バラボリ・シャキンメイ・タラサンタン・オエンビ・ソワカ」。
(参考までに、外伝八巻内で出てきた釈迦如来の真言は「ナウマク・サマンダ・ボダナン・バク(ハク)」。和訳は「あまねく諸仏に帰依し奉る。バハ」)
元々は人食いの夜叉(ヒンドゥーの鬼神・ヤクシャ)。転じて仏教の守護神となった。毘沙門天に仕える夜叉・広野鬼神がその前身とみられる。
『阿?薄倶元帥儀軌』によると、釈迦入滅に際し、阿?薄倶元帥が夜叉を集め、協力して仏の教えを守る誓いを立てたという。
姿は一面六臂から十八面三十六臂まで多様。功徳は護国、外敵退散。

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[オリキャラ冥闘士]
アイニ 蛇、猫、額に二つの五芒星をいただく人間の三つの頭を持ち、地獄の毒蛇(またはトカゲ)に跨り、右手には決して消えない松明(あるいは火の玉)を持つ。
見るものすべてに放火しようとする。また、法律に詳しいともされている。
ソロモン王に封じられた72柱の魔神の一柱で、火炎公、あるいは破壊公と呼ばれる。
アンドロマリウス 片手に蛇の巻きついた男の姿をしており、盗品を取り返してくれたり、犯人の正体を教えてくれたりするといわれ、秘密の取引や財宝の隠し場所を知る力を持つとされている。
ソロモン王に封じられた72柱の魔神の一柱で、正義の伯爵と呼ばれる。
ダンタリアン 常に老若男女、さまざまに変化する顔を持つ(あるいは、多数の頭を持つ)人間の姿で現れ、右手には分厚い一冊の本を持ち、その本にはすべての生き物の過去・現在・未来にわたる思考が書かれているとされる。
科学と芸術に詳しく、幻術を使い、人の心を映し出すことが出来るという。
ソロモン王に封じられた72柱の魔神の一柱で、異相の公爵と呼ばれる。ダンタリオンとも。
モラクス 牡牛の顔をした人間、あるいは、醜い人間の顔を持つ牡牛の姿をしている。
魔法の宝石や薬草に詳しく、薬草の知識や占星術、科学方面の知識等を教授してくれるといわれている。
ソロモン王に封じられた72柱の魔神の一柱で、博識伯と呼ばれる。36個軍団を指揮する総統でもあるとも。

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